本日移民局は、ケアギバープログラムでの永住権取得に必要なカナダ国内での実務経験期間を従来の24か月から12か月に短縮することを発表しました。以下は移民局からの発表内容の訳になります。
何十年もの間、海外からのケアギバーはカナダの家族を支える重要な役割を果たしてきました。カナダはケアギバーの貢献の見返りに永住権への道を提供してきました。
移民大臣のショーンフレーザを代表して、国会議員のサルマザヒドとレチーバルデスは本日、ケアギバープログラムで永住権を取得するために必要なカナダ国内での実務経験の期間を24か月から12か月に短縮することを発表しました。これに加え、既存のケアギバープログラムでの永住権申請の枠は、以前からカナダでケアギバーとしてワークビザで就労経験がある人たちに確保されています。この変更は2023年4月30日に施行され、すでにケアギバープログラムを申請している人たちにも遡って適用されます。
結果、ケアギバーとその家族はカナダでの永住権取得と定住へのより速い道のりの恩恵を受けることができます。移民局は、カナダ国内で必要な実務経験の量を減らすことで、申請と処理の改善も目指しています。この変更は、現在処理中の申請案件の約90%に利益をもたらすと予想されています。これは、ケアギバーとして働き始めた人と、すでに以前から働いている両方の人々に利点となります。
現在のケアギバープログラムの終了日まで、カナダ人家族の生活ストレス軽減に貢献しているケアギバーの方々に感謝の敬意を表すために新しいプログラムの変更を続けていきます。このパイロットプログラムが2024年6月に終了した後、次に変わケアギバープログラムについて協議中です。
新しい内容のまとめ
この変更は2023年4月30日に施行され、すでにケアギバー申請済みの人にも遡って適用される
基準の変更は、Home Child Care Provide Pilot (HCCP)とHome Support Worker Pilot(HSW)の両方からの申請者に適用され、すでに移民局によって申請が受理されている人と、five-year pilotsの申請者も含まれます。
2019年にこのパイロットが開始されて以来、約1600人のケアギバーとその家族が永住者になりました。2022年だけでも、約1100人のケアギバーとその家族が2つのケアギバーパイロットを通じて永住者となりました。
移民はカナダの労働力の成長率のほぼすべてを占めています。カナダの人口増加の約75%は移民によるものであり、そのほとんどが経済分野(Economic Category)での移民です。2011年の20.7%と比較して、2036年までに、移民はカナダ人口の最大30%を占めるようになります。
50年前、カナダでは退職者1人につき7人の労働者がいました。現在、その数は3に近づいており、カナダが現在の軌道を維持する場合、今後10年から15年でその比率は退職者1人に対して労働者が2人までに低下します。
Source: IRCC News