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カナダ国外の医療従事者の移住をサポートへ

Sean Fraser移民大臣は、国外の医療従事者がカナダで働けるよう、政府が150万ドル近くを投資することを発表しました。

この資金は医療分野での協力と情報共有を促進するためのものであり、具体的には国外で教育を受けた医療従事者がより早くカナダ国内での資格を承認できることを目指しています。

また、このプロジェクトはカナダでの就労を希望する外国人医療従事者のためのオンラインプラットフォームNational Newcomer Navigation Network(N4)の成功に基づくものであり、N4はChildren's Hospital of Eastern Ontario’s (CHEO)が2019年に立ち上げたものです。

移民大臣財務官Marie-France Lalonde氏のコメント

CHEO は医療・福祉分野の専門家が新たな医療従事者に対して一定のケアとサービスを提供するために必要な知識と経験を身につけていることを明確に示しています。私たちは引き続きN4と協力し、海外で教育を受けた医療従事者がカナダでの医療分野の仕事を見つけられるようサポートします。これらから、より多くのカナダへの新来者の成功を助けると同時に、カナダ人のより良い未来を気づくことに役立つでしょう。

この投資により、N4は海外で教育を受けた医療従事者がカナダで働くことを支援するだけでなく、Quebec州以外のすべての州・準州における外国資格・資格認定に関する情報を医療従事希望者が見つけることができるプラットフォームとしての役割も果たすことができます。

CHEOのCEO兼社長であるAlex Munter氏のコメント

“カナダへの新来者は私たちのコミュニティにとって不可欠な存在です。医療従事者を受け入れることで、人材不足に対処することができ、また多様な経験を持つ人々の声を取り入れることで、他の新たな医療従事者をより良くサポートすることができます。”

この投資金は、移民局のSettlement Program(定住を支援するプロジェクト)より支出されています。移民局は2022-2023年には、2021-2022年比で約11%増となる合計約10億2000万ドルをこの定住プロジェクトに割り当てています。

カナダは、特に医療分野での雇用市場が厳しい状況に直面しています。カナダ統計局によると、ヘルスケアと社会福祉サービスの分野で記録的な求人数を記録しており、労働者不足が顕著と述べており、3月には全体の100万人以上の求人のうち、ヘルスケアと社会福祉の雇用主は15万4500人の求人数にのぼりました。

医療従事者のための永住権申請プログラム

エクスプレスエントリー

医療従事者は、エクスプレスエントリーのFederal Skilled Workers(FWS)とCanadian Experience Class (CEC)の対象となる可能性があります。

パンデミック後、FSWとCECカテゴリーのドローイングが休止されていますが、7月初旬に再開するとの発表がSean Fraser移民大臣よりありました。また、申請者の永住権申請処理基準を6か月に戻すとの発表もありました。

各州ノミネーションプログラム(PNP)

PNPプログラムとは、最終的な移民申請の決定権は移民局に委ねられますが、各州が統括するProvincial Nominee Program(PNP)を通して、各州からノミネーションを受けることができます。PNPの中には、特に医療従事者に特化したものもあり、その分野に絞ったITA発行を行っています。

また、いくつかの州には医療従事者を優遇するプログラムがあります。PNPはエクスプレスエントリーから申請者を抽選し、州のノミネーションに応募するように招待されることもあり、ノミネートされるとエクスプレスエントリーのCRSに600点が加算されます。ポイントが一気に上がる為、ITAが発行される可能性をかなりあげることができます。

医療従事者のPNPパスウェイ

Ontario州:Human Capital Priorities Stream

British Columbia州:Skilled Workerカテゴリー・エクスプレスエントリーBC

Saskatchewan州:International Health Workerカテゴリーを最近新設

Nova Scotia州:Labour Market Priorities Stream

New Brunswick州:英語またはフランス語を話すカナダ国外の看護師の為のInternationally Educated Nurses (IEN)

ケアギバーパイロットプログラム

ケアギバー(保育士・介護士)の職種はカナダ雇用主からのジョブオファーがあり、その他条件を満たしていれば、Home Child Care Provider   Pilot/Home Support Worker Pilotを通して移民できる可能性があります。National Occupational Classification(NOC)4411または4412のいずれかの職歴があることが条件です。

このパイロットでは、オープンワークパーミットを取得することも可能です。永住権申請資格を得るためには、申請前の36か月以内に24か月以上フルタイムでの就労経験が必要となります。また、語学力のテストでCLB5以上であること、および高等卒業以上の学歴が最低1年以上必要です。また、他の永住権申請者同様に、犯罪面・健康面もクリアする必要があります。

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Mika.F

Mika Fukuyama/カナダ政府公認移民コンサルタント College of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)メンバー: R710017 Canadian Association of Professional Immigration Consultants(CAPIC)メンバー:R23092 大学在学中にカナダ留学を経験。卒業後、5年間日系のメーカー企業で営業として勤務した後カナダへ移住。MFIC Immigration Inc.の代表であり、別企業でImmigrtaion Consultantとしても勤務。

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