カナダ留学・ワーホリや移住を考えたことがある人は、一度はエージェントやコンサルタントへの相談を考えたことがあるかと思います。
今回はカナダのビザや永住権の相談をする際に知っておいて頂きたい移民コンサルタントについてご紹介します。
カナダ移民コンサルタント(RCIC)とは?
カナダの移民コンサルタントはRegulated Canadian Immigration Consultant(RCIC)と呼ばれ、カナダ移民コンサルタント協会(College of Immigration and Citizenship Consultants:CICC)の所属メンバーになります。この協会は、コンサルタントを監督し、利用者を保護するために設立された機関で、メンバーになるためには2003年にカナダの国家資格に認定された資格を有している必要があります。
移民コンサルタントは、カナダへ来たい人たちのビザ手配や永住権・市民権の申請サポートを行いますが、手数料を取ってビジネスとして正式にできるのは、カナダの弁護士・公証人・一部のパラリーガル・カナダ政府公認の移民コンサルタントに限られています。カナダの政府公認移民コンサルタントとは、コンサルタントのコースを修了した後国家資格試験に合格する必要があり、資格取得後も常に改定される移民法のアップデートについていくためにさまざまなセミナーへの参加等が義務付けられています。カナダでは、CICCに登録されていない人が有料でビザや永住権申請の手続代行をすると違法になります。CICCに登録されているコンサルタントはRから始まる番号を持っているので、依頼する前に是非確認してみてください。
移民コンサルタントに依頼するメリットとは?
現在カナダのビザカテゴリーは60種類以上あり、観光ビザから永住権取得等、お客様それぞれのニーズや状況も異なります。コンサルタントに依頼することによって、異なる申請者の条件に合わせた最適なカテゴリーのアドバイスをもらうことができます。ですが、コンサルタントを使うことで申請承認率が上がるわけではありません。申請が却下される可能性ももちろんあります。しかし、書類の不備による申請の返却や申請却下を最小限にするのと同時に、頻繁にアップデートされるビザや永住権の制度の正しい情報を元に申請を行います。
移民申請では、書類不備の為に永住権申請のプロセスがキャンセルされ、招待状の発行を待つところからの振り出しに戻ってしまうケースや、書類の矛盾点を突かれてしまうと、移民局に矛盾していないことを納得させる証拠と根拠を提示する為に大いな時間と労力がかかったりしてしまいます。特にカナダ国内から申請する場合は、自分自身のビザの有効期限がある中の申請の為、一度のミスで予定が大きく狂ってしまう可能性もあります。ですので、最初から間違いのない説得力のある書類を作成し、提出することが非常に大事になってきます。
もちろんビザを自分自身で申請をすることは可能です。特に観光ビザや学生ビザは申請手順もややこしくありません。ですが、永住権やLMIA・ワークビザになると申請も複雑になり、1つのミスで申請が却下になってしまったり、1からやり直しになる可能性もあります。
ビザや永住権申請の際は資格を持った移民コンサルタントの活用を考えてみてください。