今回はExpress Entryで永住権の申請(eAPR)をした後に何ができて何ができないかについて詳しく説明していきます。
Electronic Application for Permanent Residence (eAPR)とは、Express Entry申請が無事に成功したことを表します。つまり、Express Entryシステムにある3つのプログラムのいずれかに申し込んだ後、ドローイングに基づいて永住権本申請への招待(ITA)を受け取った場合、移民局に最終的に提出するものがeAPRです。
永住権申請者はeAPRを提出した後に国外へ旅行することができますが、申請処理中に旅行する際には注意すべき条件があります。
eAPRは、ITAを受け取った申請者にカナダの永住権を申請完了するため60日間が与えられます。この時点で、申請者は移民局サイトからプロフィールにサインインし、Express EntryでPRを申請するためのフォームを記入する必要があります。要約すると、申請者は、申請に必要なすべての書類提出を含め、eAPRの質問に対するすべての回答が「真実であること」を承認し、申請料を支払う必要があります。
eAPR提出後、国外へ旅行はできますか?
カナダ国内からeAPRを提出する申請者は、一般的に申請処理中に一時帰国・国外旅行をすることができます。ですが、カナダに戻る際に再入国に必要な書類を持っている必要があります。
まず、申請後カナダに再入国するためには、有効なパスポートが必要になります。さらに、再入国の理由に応じて有効なワークビザ・学生ビザ・または観光ビザが必要となります。
さらに、ワークビザを保有する人は現在のワークビザの期限が切れてからeAPRの最終審査までの間Bridging Open Work Permit (BOPW) を申請すれば就労可能な状態でカナダに滞在することができます。eAPRを提出した後BOWPを申請する場合、手元にあるワークビザの期限が切れる前にカナダに戻る場合であれば申請中に旅行することができます。ビザの有効期限が切れて、次のBOWPを待っている間のMaintained Status中に旅行をしてしまうと帰国時に就労としてのステータスがなくなってしまい次のビザが下りるまでの間働けなくなってしまうので気を付けてください。
BOWP申請の条件として下記のいずれかを満たしている必要があります。
1.現在有効なワークビザを持っていること
2.移民法に基づいて、ワークビザが切れる前に更新申請を行ったことにより、Maintained Statusとして合法に働けるステータスを維持していること
3.ワークビザが切れていた場合、ステータスの復旧(Restoration)期間内であること
永住権申請中に旅行をする場合は上記に気を付けて楽しんでください。
Source: CIC NEWS