2023年6月27日、移民大臣のショーン・フレーザーは、ワークビザ保持者が学生ビザなしで参加できるプログラムの期間制限を廃止する新たな政策を発表しました。この政策を通じて移民局は、外国人労働者が自身のキャリアに役立つトレーニングや教育を受けることにおいて今までの制限では障壁が存在することを認識しています。
この政策の発表前は、ワークビザ保持者は働きながら学習することができましたが、期間が6ヶ月以下のプログラムに限定されていました。6カ月以上のプログラムに参加する場合、別途学生ビザの申請が必要でした。これは教育を向上させ、より多くのトレーニングを受けたい外国人労働者にとってハードルとなっており、特に特定のプログラムを通じて外国の資格の書き換えをする必要がある方々にとっては大きなハードルとなっていました。
新たな一時政策は3年間適用されます。外国人労働者は有効なワークビザを保持した状態で、プログラムの期間に関係なくフルタイムまたはパートタイムで学習することができます。
この一時政策は、2023年6月27日に有効なワークビザを保持している人・ワークビザの延長申請中で結果待ちの人に適用されます。ただし、ワークビザより長い期間のプログラムを受ける場合は学生ビザの申請が必要となります。
この政策は、外国人労働者が今後の労働市場において有望な人材となります。また、より高い教育レベルや労働経験を通じてCRSスコアを向上させることで、永住権への機会も拡大します。
「この政策を実施することにより、外国人に自身のスキルを向上させ、キャリアの目標を達成し夢を実現する力を与えたいと考えています。同時に、将来の労働市場における有望な人材の源となる可能性があります。スキル開発への障壁を取り除くことで、外国で訓練を受けた医師や看護師がより多くの人々のケアや医療システムのサポートに貢献できるようになります。また、建設関係者が職人になるための道を提供し、地域を強化し新しい住宅を建設することができます。この移民政策は、重要な労働力不足の解消により、雇用主、労働者、経済の双方に貢献します」と、ショーン・フレーザー氏は述べています。
Source:CIC NEWS