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速報!IT職種のための新たな政策

本日、カナダ移民大臣ショーン・フレーザーは、カナダへのグローバルなIT人材のさらなる引き付けを目指した追加の施策を発表しました。これらの施策は、フレーザー氏と移民局が「カナダ史上初のテック人材戦略」と呼んでいるものです。

米国のH-18ビザ保持者向けのオープンワークパーミット

移民局は、米国のH-1B専門職ビザ保持者がカナダへの労働力の流動性を向上させるため、米国のH-18ビザ保持者向けに3年間のオープンワークパーミットを発行します。現在、多くのIT分野の労働者は、カナダと米国に事業を展開する企業で働いており、米国で働いている人々の多くはH-1B専門職ビザを保有しています。

2023年7月16日以降、米国のH-1B保持者およびその家族は、カナダでの就労を申請する資格が与えられます。承認された申請者は、最大3年間のオープンワークパーミットが発行されます。このビザにより、カナダ国内のほとんどの雇用主の元で働くことが可能になります。さらに、彼らの配偶者と家族も一時滞在ビザの申請の対象となる場合があります。

移民局は、これによりスキルドワーカーがIT分野でのキャリアを追求し、北米の経済成長に貢献するための機会が拡大すると考えています。この政策は1年間、または移民局が10,000件の申請を受けるまで有効です。

IMP(International Mobility Program)の新しいイノベーションストリーム

移民局は、国外から優れた才能を持つ人を引きつけるために、International Mobility Program(IMP)の新しいイノベーションストリームを開発します。IT業界の関係者と協議した結果、重要なIT職種においては以前労働力不足が問題になっており、カナダの人材基盤の拡大が継続的な目標となっています。

カナダ政府は、2023年末までにLabour Market Impact Assessment(LMIA)のプロセスを免除した新たなイノベーションストリームを開始します。

移民局は、次の2つのオプションを検討しています:

  • カナダ政府が産業のイノベーション目標に貢献する企業で働く予定の労働者に対して、最大5年間の雇用主特定の就労ビザを発行
  • 需要の高い特定の職種でのスキルドワーカーに対して、最大5年間のオープンワークパーミットを発行

デジタルノマドの誘致

移民局はまた、カナダをデジタルノマドの目的地として誘致を考えています。デジタルノマドとは、世界中のどこからでもリモートで仕事をすることができる人のことです。移民局は今後数ヶ月間、公的・私的パートナーと協力し、デジタルノマドをカナダに引き付けるための追加の政策が望ましいかどうかを検討します。

現行のカナダの移民ルールでは、デジタルノマドは海外の雇用の下でリモートワークをしながら、最大6ヶ月間カナダに滞在することを認めています。移民局は、カナダに入国した一部のデジタルノマドがカナダでの雇用先を見つけた場合、ワークビザの発行または永住権の申請を通じて自身のスキルをカナダにもたらすことを期待しています。

カテゴリ別Express Entry抽選におけるSTEM特化

移民局は、Express Entry申請者向けにカテゴリ別の抽選を開始します。この新たな抽選方式では、高いフランス語スキルを持つ人や科学・技術・エンジニアリング・数学(STEM)分野を含むさまざまな分野での職務経験を持つExpress Entry申請者を優先的に永住権申請へ招待します。

これらのカテゴリは、労働市場の需要と予測、および移民局のパートナー、州および準州、およびカナダ全土の利害関係者からの意見を基に選ばれました。カナダ統計局は2022年末に報告書を発表し、カナダのSTEM労働力に必要なスキルにはギャップがあると述べています。

既存のテックプログラムの改善

移民局は、グローバルスキル戦略やスタートアップビザ(SUV)プログラムなど、高度なIT職種の労働者を対象とした既存のプログラムの改善も行います。

グローバルスキル戦略は、世界中のハイスキルな人材の早急な雇用を必要とするカナダの雇用主をサポートするために設計されています。パンデミックの間に遅延があったものの、移民局の就労ビザの処理時間は平均の2週間に戻りました。さらにESDCは、グローバルタレントストリームLMIAの処理においても平均申請処理期間の2週間を満たしています。

スタートアップビザ(SUV)プログラムは、外国の起業家が対象のカナダのベンチャーキャピタルファンド、エンジェル投資家団体、またはビジネスインキュベーターからの支援を受けて永住権への申請が可能になります。

長い申請待ちの期間に対応するため、このプログラムの割り当て先が1,000人から3,500人に増加しました。これにより、2023年の連邦ビジネスカテゴリーでの永住権予定者の数が3倍になり、2024年と2025年にさらなる増加が予想されます。

さらに、移民局はSUVの申請者のための就労ビザオプションを変更し、自分自身のビジネススタートアップにのみ働くことが許可される1年間のビザではなく、最大3年間のオープンワークパーミットを申請できるようにします。

これは、ステークホルダーからのフィードバックに対応したもので、スタートアップの起業家はビジネスを立ち上げ後、資金繰りがうまく回るまでに時間が要する場合があると明確に示されており、他の場所で追加の収入を得る機会を与えることで、個人とその家族の経済的なストレスを緩和することができます。

就労ビザは、起業家チームの各メンバーが利用可能となります。この発表がされる前は、カナダで必要不可欠かつ緊急に必要とされる起業家チームのメンバーのみが就労ビザを申請できました。

移民局は、コミットされた資本によって支持される申請やカナダのテックネットワークの一員であるビジネスインキュベーターによって承認された申請を優先的に処理していく方針です。

Source:CIC NEWS

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Mika.F

Mika Fukuyama/カナダ政府公認移民コンサルタント College of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)メンバー: R710017 Canadian Association of Professional Immigration Consultants(CAPIC)メンバー:R23092 大学在学中にカナダ留学を経験。卒業後、5年間日系のメーカー企業で営業として勤務した後カナダへ移住。MFIC Immigration Inc.の代表であり、別企業でImmigrtaion Consultantとしても勤務。

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