3月17日に移民大臣Sean Fraserが発表した通り、2023年4月6日から、条件を満たしたPost Graduation Work Permit(PGWP)の保持者は、18か月間のオープンワークパーミットを申請することができます。申請期間は2023年12月31日までとなります。
今回はこの政策でのPGWP延長申請方法を3つのシナリオ別に詳しくご紹介していきます。
Opt-Inオプション
このオプションは、有効期限が近いPGWP、もしくは期限切れのPGWP保持者が対象で2023年4月6日までに移民局からメールを受け取った人が対象となります。この対象者はMy CICもしくはGCKeyアカウントからOpt-inオプションを使って2023年4月6日から2023年5月20日の間に更新申請をすることが可能です。
メールは@cic.gc.caもしくは@notifications.canada.caどちらかで終わるアドレスから送信されます。
移民局は2023年3月31日から随時メールを送信しています。場合によっては迷惑メールに入ってしまうこともあるため、対象となる方は両方のフォルダのチェックをお勧めします。尚、移民局からの情報によるとメールのタイトルは”2023 Special Measure: Opt-in for Valid PGWP Holders”となっています。
このメールを受信した人は、MyCIC、GCKey、IRCCセキュアアカウントへのログインが必要となります。ログイン後に表示されているPGWPのオープンワークパーミット延長申請オプションをクリックし、Opt-inの18か月延長オプションを選択してください。
このOpt-in対象の場合は下記の条件を満たす必要があります。
- カナダに居住していること
- アカウントにログインして、次のことを確認すること
- 郵送先の住所が最新であること
- パスポート情報が最新で、有効期限が2025年6月以上あること
- 最大で追加の18か月間の延長を選択すること
アカウントを持っていない場合は、2023年5月20日までにIRCCセキュアアカウントに登録し、最新のPGWP申請をアカウントにリンクする必要があります。
移民局によると、新しいビザは2023年の6月末までに郵送先住所に送られてくる予定とのことです。
Opt-inオプション対象外のカナダ国内外にいるPGWP保有者
このオプションはOpt-inのメールを受け取っていない現在のPGWP保有者・過去のPGWP保有者対象となります。
下記の条件を満たしている場合、オープンワークパーミットの申請対象となり、2023年12月31日までにオンラインで手続きを完了する必要があります。
- PGWPが2021年9月20日から2023年12月31日の間に有効期限切れ・もしくは期限切れになる予定である
- このPublic Policyに基づいての申請であることを含めること
- 有効なパスポートを保有していること(パスポート期限が18か月より短い場合、パスポート期限までのビザが発行されます)
- PGWPがまだ有効な場合、現在のPGWPの有効期限が切れる日から18ヶ月以上の期限があること
- PGWP期限切れの場合、申請が承認された日から18ヶ月以上期限があること
- 下記のいずれかのステータスを保有していること
- ワークビザ・ビジターレコード・学生ビザ・TRP(Temporary Resident Permit
- ステータスの復旧(Restoration)を申請済み(ステータス失効後90日以内)
- ステータスが失効してかつRestorationが可能な90日も過ぎている(この場合Restorationと18か月のオープンワークパーミットの同時申請が可能です)
2022年のPGWP政策をすでに受けている人
有効期限切れのPGWP保持者で2022年のPGWP延長政策を受けている人も今回の政策の対象となる可能性があります。
対象となるには、元のPGWP(卒業後の最初のPGWP)が2021年9月20日以降、2023年12月31日以前に有効期限切れになることが条件です。
もし、元のPGWPが2021年9月20日以前に期限切れとなっている場合は今回の18か月の延長対象にはなりません。
今回のPGWP延長政策では、オープンワークパーミット代$100が免除となります。通常のワークビザ申請代$155と、必用な場合のみBiometric Fee$85とRestoration Fee$229.77の支払いとなります。
Source: IMMIGRATION NEWS CANADA, IRCC