ケベック州PSTQ、8月28日にCSQ招待231件を発表（高度人材等）

概要

ケベック州移民・フランス語化・統合省（MIFI）は8月28日、州技能労働者選抜プログラム（PSTQ）を通じて、ケベック選抜証明書（CSQ）の申請招待を231件発出しました。対象は「高度に資格と専門性を有する人材（ストリーム1）」と「卓越した才能（ストリーム4）」でした。

8月28日の結果

ストリーム1：高度に資格と専門性を有する人材

227名に招待が送られました。主な要件は以下のとおりです。

• ケベック州内に滞在していること
• ケベックの大学・カレッジ・職業高校のいずれかの適格な学位・ディプロマを有すること（大学は少なくとも30単位、カレッジ／職業高校は学習時間900時間以上の課程修了を証するもの）
• ケベックのスコアリング・グリッドで760点以上であること

上記に加え、ストリーム1の最低要件を満たしている必要がありました。

ストリーム4：卓越した才能

4名に招待が送られました。主な要件は以下のとおりです。

• 博士号（PhD）を保有していること
• 直近5年のうち、主たる職業で少なくとも3年の就労経験があること

上記に加え、ストリーム4の最低要件を満たしている必要がありました。

ケベック州の移民政策に関する最近の動き

すでに実施された措置

• ケベック・エクスペリエンス・プログラム（PEQ）労働者経路の新規申請受付を2025年11月30日まで停止
• PEQ（ディプロム経路）の停止期間を2025年11月30日まで延長
• PSTQの2025年7月再開の予告
• 海外難民（集合スポンサー）プログラムの受付停止を2027年12月31日まで延長

提案中の措置

• 一時滞在者数の目標設定（全体数の削減を含む）
• 一時外国人労働者数を4年間で72,000人から65,000人へ段階的に削減し、モントリオールでは半減
• 州内にすでに滞在する一時滞在者を永住権申請で優先
• 就労許可の更新時にフランス語能力の最低水準を求める要件の導入

これらの提案は2025年8月15日までパブリック・コンサルテーションの対象でした。最終的な受け入れ水準計画は2025年10月に公表予定で、寄せられた意見を踏まえて総受け入れ数が決定されます。

参考サイト

ケベック州以外への移住オプションと支援情報
https://www.canadavisa.com/options-for-immigrating-to-settle-outside-quebec.html

PSTQ（ケベック技能労働者）プログラム概要
https://www.canadavisa.com/quebec-skilled-worker-immigration.html

ストリーム1の最低要件
https://www.canadavisa.com/quebec-skilled-worker-immigration.html#s1

ストリーム4の最低要件
https://www.canadavisa.com/quebec-skilled-worker-immigration.html#s4

2026～2029年の移民計画案に関する発表（2025年6月）
https://www.cicnews.com/2025/06/quebec-announces-proposed-immigration-plan-for-2026-2029-0656220.html

ケベック・エクスペリエンス・プログラム（PEQ）
https://www.canadavisa.com/quebec-experience-class-canadian-immigration.html

カナダ永住者の居住義務の概要
https://www.canadavisa.com/canadian-immigration-residency-obligations.html