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就労許可が間もなく満了時の留学判断: PR獲得へ有利と危険の分岐点

強みとリスクの整理

留学への切り替えが有利になりやすい場面

  • すでに永住(PR)候補のプロファイルを作成済みで、対象プログラムの条件を満たしている場合です。
  • 学位やディプロマの取得でCRSスコアがはっきり上がり、年齢による減点を差し引いても有利になり、仕事の見通しも良くなる場合です。
  • 狙う州が明確で、国際卒業生向けのPNP(州推薦)枠を見据えている場合です。
  • 在留資格を切らさず、PR準備を続けるための手段が必要な場合です。

留学への切り替えがリスクになりやすい場面

  • フルタイム就労の収入が生活維持に必須で、学業中の就労制限で収入が大きく減る場合です。
  • まだPRの対象外で、フルタイム就学中に積む実務経験を前提に対象化を狙う計画しかない場合です。
  • 修了後に2回目のPGWP(ポスグラ就労許可)を得る前提の計画になっている場合です(PGWPは一度きりです)。

ステータス変更後もPR候補は維持できます

Express Entryの候補プロファイルを提出済みで、対象プログラムの要件を満たし続け、プロファイルが有効期限内であれば、カナダ国内の在留ステータスが変わっても候補のまま維持できます。PNPも同様ですが、州によっては「州内の在住・在学・就労歴」など追加条件がある場合があります。就労許可から就学許可に切り替わっても、条件を満たしている限り、学業中にITA(招待状)を受け取ることは可能です。

留学でCRSスコアが上がる仕組み

CRSは言語、学歴、年齢、職歴を評価します。カナダの学歴を追加すると、以下が伸びやすくなります。

  • コア要素の「学歴」点が上がります。
  • 学歴×言語、学歴×カナダ職歴などのスキル移転点が強化されます。
  • カナダでの学位・ディプロマに対する加点(1~2年で+15点、3年以上で+30点)が入ります。

例1:1年のポストグラッド修了で年齢減点を上回るケース

29歳で比較を始めたAさん。海外学士、言語CLB9、カナダ職歴1年、海外職歴3年以上です。初期のCRSはおよそ482点でした。30歳で年齢が5点下がる一方、1年のカナダ資格により「学歴」やスキル移転点が伸び、さらに「カナダでの学歴」+15点が加わり、最終的に約512点になりました。直近のCECドローのカットライン511点に届く水準でした。

例2:修士修了で大幅強化、年齢減点を吸収するケース

33歳で計画を始めたMさん。海外学士、言語CLB8、カナダ職歴1年、海外職歴3年以上、兄弟がカナダPRです。初期のCRSは約431点でした。35歳で年齢が11点下がる一方、カナダの修士で学歴点とスキル移転点が上限に達し、「カナダでの学歴」加点が合わさって、最終的に約474点になりました。直近の教育カテゴリ別ドロー(462点)に到達する水準でした。

PNPの国際卒業生枠が決定打になる場合があります

留学の最大の効果はCRS加点だけではありません。卒業後に州の国際卒業生向けルートに乗れる点が大きいです。州推薦を得るとExpress Entryに600点加算され、ITA獲得がほぼ確実になります。例として、オンタリオの博士・修士・国際学生向け雇用主オファー、ブリティッシュコロンビアのInternational Graduate/Post-Graduate、マニトバのCareer Employment/Graduate Internship、ノバスコシアのInternational Graduates in Demandなどがあります。各州の受付状況や要件は事前確認が必要です。

2026年の就学許可は一部で取りやすくなります

カナダは就学許可の上限制度を運用しており、多くの申請でPAL/TAL(州・準州の証明書)が必要です。2026年の新規就学許可は上限の枠内で発給されますが、直近の動向では新規留学生数が目標を下回る傾向があり、就労許可から就学許可への切り替え組にとって、PAL/TALが必要でも相対的に通りやすい場面が出る可能性があります。さらに、2026年1月1日から公立校の修士・博士課程はPAL/TALが免除になり、この層は手続きの負担が軽くなります(自動許可ではありません)。

学歴はキャリア面でも効果があります

PR対策にとどまらず、カナダの学歴は雇用主の認知、コープ・インターンの機会、規制職種でのライセンス取得の道筋などに影響します。結果として、雇用の安定や今後の州・連邦プログラム適格性の強化につながります。

重要なトレードオフ

学業中の就労は通常24時間/週までです

就労許可から就学許可に切り替えると、学期中の校外就労は原則24時間/週、学期休みは上限なしという枠になります(条件を満たす場合)。フルタイム収入に依存している場合は家計への影響が大きくなります。

学生中の就労がカウントされる場面とされない場面があります

CECの最低要件には、学生中の就労は原則カウントされません。FSTの最低要件でも同様です。一方、FSWの選考要素では、要件を満たせば学生中の就労が評価対象になる場合があります。どのプログラムで適格性を作るのか、計画の前提を明確にする必要があります。

PGWPは一生に一度です

PGWPは原則として一度しか発給されません。すでにPGWPで在留している人が再度の留学で2本目のPGWPを得ることはできません。留学で在留をつなぎ、PRの可能性を高めること自体は有効でも、修了後の「オープン就労許可の余地」が同じように戻るわけではありません。

参考サイト

Express Entry(全体)
https://www.canadavisa.com/express-entry.html

Provincial Nominee Program(PNP)
https://www.canadavisa.com/provincial-nomination-program.html

カナダで働く(Work)
https://www.canadavisa.com/working-in-canada.html

カナダで学ぶ(Study)
https://www.canadavisa.com/study-in-canada-options.html

Invitation to Apply(ITA)
https://www.canadavisa.com/express-entry-invitation-to-apply-for-permanent-residence.html

CRS(評価の仕組み)
https://www.canadavisa.com/express-entry-comprehensive-ranking-system.html

カナダ移民レベル計画(Levels Plan)
https://www.canadavisa.com/canada-immigration-levels-plans.html

就学許可の上限制度(解説)
https://www.cicnews.com/2025/11/canada-announces-2026-study-permit-cap-1162628.html

留学生受け入れ数の動向
https://www.cicnews.com/2025/11/federal-government-on-track-to-undershoot-international-student-admissions-target-for-2025-1161549.html

修士・博士のPAL/TAL免除と迅速審査
https://www.cicnews.com/2025/11/ircc-exempts-graduate-students-from-study-permit-cap-offers-two-week-application-processing-for-doctoral-students-1161844.html

Canadian Experience Class(CEC)
https://www.canadavisa.com/canadian-experience-class.html

Federal Skilled Trades(FST)
https://www.canadavisa.com/canada-federal-skilled-trades-program-fstc.html

Federal Skilled Worker(FSW)
https://www.canadavisa.com/federal-skilled-worker-program-fswp.html

Post-Graduation Work Permit(PGWP)
https://www.canadavisa.com/post-graduation-work-permit-program.html

Express Entry適格性チェック(案内)
https://canadavisaplus.com/assessment?utm_source=cicnews.com&utm_medium=article&utm_campaign=2026-01-09=_should-i-start-a-study-program-in-canada-l-if-my-work-permit-is-expiring-soon_65618

Express Entry連動PNPの適格性チェック(案内)
https://canadavisaplus.com/assessment?utm_source=cicnews.com&utm_medium=article&utm_campaign=2026-01-09=_should-i-start-a-study-program-in-canada-l-if-my-work-permit-is-expiring-soon_65618

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