概要
カナダ移民局は、RCIP(地方コミュニティ移民パイロット)とFCIP(フランス語コミュニティ移民パイロット)の永住権申請者に出される特別な就労許可の運用を明確化しました。発給期間は最長2年で、LMIA(労働市場影響評価)は不要です。申請に同伴する家族も、条件を満たせばLMIA免除の就労許可を利用できます。
対象者と基本条件
以下の条件をすべて満たす必要があります。
- RCIPまたはFCIPで提出した永住権申請が完全性チェックを通過し、受領確認(AOR)があることです。
- 指定の経済開発機関からの推薦があることです。
- IRCCのエンプロイヤーポータル経由で提出されたLMIA免除の雇用オファーがあることです。
- 応募職種に必要な資格や経験を示す証拠があることです。
就労許可の雇用オファー情報は、永住権申請に記載した雇用情報と一致している必要があります。
永住権申請に添付するコミュニティ推薦フォーム(IMM 0247またはIMM 0251)は、通常は発行から6か月の有効期間がありますが、取り消されていなければ、就労許可申請時点で有効期間が切れていても問題ありません。
申請方法と運用コード
この就労許可は原則オンライン申請が推奨され、運用コードはC15です。ビザ免除者は入国地点で申請することも可能ですが、オンライン提出が推奨されています。
C15の就労許可は、永住権申請に紐づく特定の雇用主と職務に限定されます。したがって、RCIP・FCIPの申請者はブリッジングオープンワークパーミット(BOWP)の対象外です。永住権の結果が出る前にこの許可が失効しそうな場合は、同条件で延長申請が可能です。
家族の就労許可
同伴家族にはオープンの就労許可が発給されますが、主申請者の就業地域に制限がかかります。家族の就労許可は運用コードC17で処理されます。
RCIP・FCIPの前提条件
RCIPとFCIPは雇用主主導の連邦パイロットで、参加地域内の指定雇用主からの適格な雇用オファーが必要です。雇用主と雇用オファーは地域の経済開発機関による承認を受ける必要があります。申請者はIRCCに直接、永住権を申請できます。両パイロットは2025年に開始し、2030年まで実施予定です。
LMIA免除と取得スピード
今回の就労許可はインターナショナル・モビリティ・プログラム(IMP)に基づくLMIA免除です。LMIAが必要な一時外国人労働者プログラム(TFWP)経由の許可より、手続きが速く負担が少ない運用です。
参考サイト
永住権の基礎情報
https://www.canadavisa.com/canadian-immigration-residency-obligations.html
IRCC(カナダ移民局)
https://www.canadavisa.com/ircc.html
ブリッジングオープンワークパーミット(BOWP)
https://www.canadavisa.com/bridging-open-work-permit.html?utm_source=cicnews.com&utm_medium=article&utm_campaign=2026-02-24_ircc-clarifies-work-permit-rules-for-rcip-and-fcip-applicants_71988
RCIPの解説
https://www.canadavisa.com/rural-community-immigration-pilot-rcip.html
CIC News
IRCC clarifies work permit rules for RCIP and FCIP applicants(英語)
www.cicnews.com/2026/02/ircc-clarifies-work-permit-rules-for-rcip-and-fcip-applicants-0271988.html