何が変わったか
カナダで働く外国人が、前の就労許可が切れる前に新しい就労許可を申請している場合に出る「WP-EXT確認書」の有効期間が、365日に延びました。担当官向けの新しい運用案内が2026年4月27日に公開され、これまでの180日から倍になりました。
WP-EXT確認書とは
WP-EXT確認書は、移民難民保護規則(IRPR)186条に基づく「維持ステータス」で働けることを示す書面です。維持ステータスとは、カナダ国内から就労許可を申請した人が、申請の結果が出るまで、カナダにいる限り今の許可と同じ条件で働き続けられる仕組みです。
WP-EXT確認書そのものは就労の権利を与えるものではありません。有効期間がどれだけ長くても、実際に働けるかどうかはIRPRに基づく維持ステータスのルールで決まります。
維持ステータス中の人は、この確認書を、雇用主や他の政府機関などに見せて、就労許可証が手元になくても働き続ける根拠を示すことができます。
PGWP向けの確認書は対象外
ポストグラデュエーション・ワークパーミット(PGWP)申請者に出る確認書は別の扱いです。今回の変更の対象ではなく、有効期間は引き続き180日です。
2025年5月の「2本目の申請」ルールの整理
今回の更新では、2025年5月28日の変更点についての具体例も追加されました。原則として、2本目の就労許可申請が元の就労許可の有効期限より前に出されている場合に限り、維持ステータスの保護に役立ちます。状況ごとの扱いは次のとおりです。
| 最初の申請の状態 | 2本目が期限前に提出された場合 | 2本目が期限後に提出された場合 |
|---|---|---|
| 最初の申請が審査中 | 維持ステータスでカナダに滞在・就労できます。2本目の申請も維持に役立つ場合があります。 | 最初の申請が審査中であることだけが根拠になります。2本目の申請は追加の保護になりません。 |
| 最初の申請が却下または取下げ | 2本目を期限前に出していれば、引き続き維持ステータスの可能性があります。 | 維持ステータスは終了します。2本目の申請では在留を保てません。 |
| 最初の申請が不受理(不備で返却) | 最初の申請は無効ですが、2本目を期限前に正しく出していれば、維持ステータスを保てます。 | 最初の申請は無効で、2本目でも在留は保てません。在留ステータスは失効です。 |
参考サイト
Post-Graduation Work Permitの解説
https://www.canadavisa.com/post-graduation-work-permit-program.html?utm_source=cicnews.com&utm_medium=article&utm_campaign=2026-04-29_canada-doubles-length-of-work-authorization-support-letters-for-workers-on-maintained-status_74733
2025年5月28日の変更記事
https://www.cicnews.com/2025/06/ircc-changes-rules-for-maintained-status-0656026.html
IRCC(移民局)関連情報ページ
https://www.canadavisa.com/ircc.html
CIC News
Canada doubles length of work authorization support letters for workers on maintained status(英語)