概要
移民局は2026年8月24日に新たな一時公的方針を公表し、既存の7本の一時公的方針で就労許可を得てカナダにいる対象者に対し、オープン就労許可の延長を認める措置を続けるとしました。対象申請は2026年8月1日以降に受理されたものに適用され、有効期限は最長で2027年12月30日までです。各対象者が本方針の下で延長できるのは1回のみです。
対象となる人
次のすべてを満たす必要があります。
- 2023年10月7日以降にパレスチナを出国していることです。
- 有効な一時滞在ステータスを保持していることです。
さらに、以下のいずれかに該当する必要があります。
- パレスチナの国民であり、パレスチナ自治政府発行の旅券または渡航書を所持している人です。
- 2023年10月7日以降にパレスチナを出国したカナダ市民またはカナダ永住者の家族です。
家族の定義
家族は移民・難民保護規則の定義に基づきます。
- 配偶者またはコモンロー・パートナーです。
- 本人の扶養子です。
- 配偶者・パートナーの扶養子です。
- 本人の扶養子の扶養子です。
- 配偶者・パートナーの扶養子の扶養子です。
通常、扶養子は22歳未満で、結婚・事実婚でない子どもです。22歳以上でも、22歳前から経済的に親に依存し、現在も身体的または精神的な理由で依存が続く場合は扶養子とみなされます。
免除される要件と満たすべき条件
本方針で免除されるのは、国際モビリティプログラム(IMP)または一時外国人労働者プログラム(TFWP)の枠組みにある就労許可の適格カテゴリーに当てはまる必要があるという一点(規則200(1)(c))のみです。
それ以外の一般要件は引き続き満たす必要があります。
- 犯罪歴や医療上の過度な公的負担により不許可とならないことです。
- 滞在中に自分を支える十分な資金があることです。
- 許可された滞在期間の終了時にカナダを出国する意思があると査察官に示すことです。
就労許可の有効期間は査察官の裁量で決まり、一般的には最長2年または渡航書の有効期限のいずれか早い方までが目安です。
今回の延長が適用される過去の方針
- カナダに一時滞在中のイスラエルおよびパレスチナ領域の国民に関する一時公的方針(2023年12月16日署名)です。
- 2023年10月7日以降にイスラエルまたはパレスチナ領域を出国したカナダ市民・永住者の家族に関する一時公的方針(2023年12月16日署名)です。
- カナダに一時滞在中のイスラエルおよびパレスチナ領域の国民に関する一時公的方針(2024年3月7日署名)です。
- 2023年10月7日以降にイスラエルまたはパレスチナ領域を出国したカナダ市民・永住者の家族に関する一時公的方針(2024年3月7日署名)です。
- カナダに一時滞在中のイスラエルおよびパレスチナ領域の国民に関する一時公的方針(延長版、2024年6月11日署名)です。
- 2023年10月7日以降にイスラエルまたはパレスチナ領域を出国したカナダ市民・永住者の家族に関する一時公的方針(延長版、2024年6月11日署名)です。
- カナダに一時滞在中のパレスチナ領域の外国人に関する一時公的方針(2025年7月31日署名)です。
運用上のポイント
- 本方針は予告なく撤回される場合があります。
- 本方針での延長は各人1回のみです。
- 申請は2026年8月1日以降に受理されたものが対象です。
参考サイト
オープン就労許可の概要
https://www.canadavisa.com/canadian-immigration-open-work-permits.html
カナダの就労ビザ(一般情報)
https://www.canadavisa.com/canadian-temporary-work-visa.html
移民・難民保護規則(SOR/2002-227)
https://laws-lois.justice.gc.ca/eng/regulations/sor-2002-227/
規則200(1)(c)の条文
https://laws-lois.justice.gc.ca/eng/regulations/sor-2002-227/page-26.html#h-688682
国際モビリティプログラム(IMP)
https://www.canadavisa.com/labour-market-impact-assessment-exemptions-lmia.html
一時外国人労働者プログラム(TFWP)
https://www.canadavisa.com/temporary-foreign-worker-program.html
CIC News
Canada extends work permit measures under safe haven for Palestinians and family members of Canadians(英語)