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米国籍に有利なCUSMA就労許可と家族帯同・永住活用完全ガイド

CUSMAの対象と基本ルール

CUSMAは、米国とメキシコの市民が、特定の業種でカナダで働きやすくなる貿易協定です。永住者は対象外で、市民のみが使える枠組みです。対象の働き方は、専門職、企業内転勤、貿易業者、投資家の4種類です。いずれの申請でも、期限が来たら出国する意思、同伴家族を含めた十分な資金、無犯罪・無危険性、必要に応じた健康診断、就労不可の雇用主で働かないこと、審査官が求める書類の提出といった、カナダの一時滞在・就労許可の基本条件を満たす必要があります。該当条件を満たす場合、カナダ国内からの申請ができるほか、査証免除の旅行者は入国地点で申請できることがあります。

カテゴリー別の要件と特徴

A) 専門職(Professionals)

専門職は、協定の付録に載っている職種で、関連学位や資格があり、カナダの雇用主から事前に雇用が決まっていることが必要です。雇用主は、雇用主ポータルで雇用申告を行い、雇用主コンプライアンス費用230ドルを支払い、申告番号を労働者に伝えます。多くの場合、労働市場影響評価(LMIA)は不要です。許可の有効期間は通常最長3年で、延長も可能です。

主な該当職種リスト(抜粋ではなく全件)

一般

  • 会計士
  • 建築家
  • コンピュータシステムアナリスト
  • 災害保険損害査定人
  • エコノミスト
  • エンジニア
  • 森林官
  • グラフィックデザイナー
  • ホテルマネージャー
  • 工業デザイナー
  • インテリアデザイナー
  • 土地測量士
  • ランドスケープアーキテクト
  • 弁護士(ケベックのノタリーを含む)
  • 司書
  • 経営コンサルタント
  • 数学者(統計家・アクチュアリーを含む)
  • レンジマネージャー・レンジ保全担当
  • 研究助手(高等教育機関で勤務)
  • 科学技術者/テクノロジスト
  • ソーシャルワーカー
  • 造林専門家(森林スペシャリストを含む)
  • テクニカルライター(技術出版)
  • 都市計画家(地理学者を含む)
  • 職業カウンセラー

医療・関連専門職

  • 歯科医
  • 栄養士
  • 臨床検査技師
  • 栄養学者
  • 作業療法士
  • 薬剤師
  • 医師(教育・研究のみ)
  • 理学療法士
  • 心理学者
  • レクリエーションセラピスト
  • 看護師(登録看護師)
  • 獣医師

科学者

  • 農学者(アグロノミストを含む)
  • 動物繁殖学者
  • 動物科学者
  • 養蜂家
  • 天文学者
  • 生化学者
  • 生物学者(植物病理学者を含む)
  • 化学者
  • 酪農科学者
  • 昆虫学者
  • 疫学者
  • 遺伝学者
  • 地質学者
  • 地球化学者
  • 地球物理学者
  • 園芸学者
  • 気象学者
  • 薬理学者
  • 物理学者(海洋学者を含む)
  • 育種学者(植物)
  • 家禽科学者
  • 土壌学者
  • 動物学者

教員

  • 短大・神学校・大学の教員

B) 企業内転勤(Intra-company Transferees)

米国またはメキシコの本社・関連会社から、カナダの関連会社へ転勤する形です。企業は多国籍で、カナダで実際に事業を行っている必要があります。申請者は、管理職・役員レベルまたは専門知識ポジションで、申請前3年のうち少なくとも1年、連続してフルタイムで雇用されている必要があります。有効期間は通常最長3年で、延長は2年単位、専門知識は通算5年、管理職・役員は通算7年までです。

C) 貿易業者(Traders)

カナダと米国またはメキシコの間で、主として実質的な商品・サービスの貿易を行う人が対象です。雇用企業は米国またはメキシコ資本で、職務は管理・監督または不可欠な技能に該当します。所定の申告書(IMM 5321)を提出します。有効期間は通常1年で、延長は最長2年単位です。

D) 投資家(Investors)

カナダで実質的な投資を設立・展開・管理する人、または重要な助言・技術サービスを提供する人が対象です。米国またはメキシコ市民で、カナダで実際に相当額の投資を行っている(または進めている)こと、米国・メキシコの実質的所有を持つカナダ企業からの雇用申告があること、職務は投資の開発・指揮に専念し管理・監督または不可欠な技能であること、IMM 5321の提出が必要です。有効期間は一般に1年で、延長は最長2年単位です。

LMIA免除のメリット

これらの枠は多くの場合LMIAが免除されます。LMIAは多くの外国人にとって手続きの障害になりがちですが、CUSMAではこの負担が軽くなります。

申請の場所と進め方

米国市民は査証免除のため、条件を満たせば入国地点で申請できる場合があります。ただし、入国可否は審査官の判断で、保証はありません。すでにカナダにいる人は、入国地点での手続き(いわゆるフラグポーリング)に制限が導入されています。資格確認や規制対象の職種、企業構造が複雑な場合は、オンライン申請で書類を整えて審査を受ける方法が選ばれることが多いです。

家族帯同:配偶者・パートナー・子ども

配偶者のオープンワークパーミット(OWP)

CUSMA自体は主たる就労者の入国を助ける枠ですが、条件を満たせば配偶者・事実婚パートナーはオープンワークパーミットを申請できます。OWPは雇用主や職種を特定せず、多くの業界で働けます。現在の運用では、配偶者がOWPを取るために、主たる就労者は有効な就労許可(または一部の例外で許可不要の就労権限)を持ち、配偶者の申請時点から少なくとも16か月の就労権限が残り、カナダに居住して働く予定で、職種がNOCのTEER区分0または1、または一部の対象TEER2・3に該当する必要があります。

配偶者側も就労許可の一般要件を満たし、実質的な関係であることを示す必要があります。カナダにいる場合は、有効な一時滞在ステータスの保持、維持ステータス中、またはビジター・労働者・学生としてのステータス復活の対象であることが必要です。満たせない場合は、別の就労許可の選択肢を検討します。

TEER(職業の訓練・教育・経験・責任の枠組み)はNOC(職業分類)で定義され、0が管理職など最上位、5が入門レベルです。

子どもの就学

未成年の子どもは、親がカナダで就労または就学する権利を持ってカナダにいる場合、就学許可なしで幼稚園・小中高に通えることがあります。成年年齢は州・準州が定めます。成年以上で大学・カレッジに進学する場合は就学許可が必要です。

カナダ永住への近道としての活用

CUSMAの就労許可は一時的ですが、カナダでの熟練就労経験は多くの永住ルートで高く評価されます。代表例は、エクスプレスエントリーと各州・準州の州指名プログラム(PNP)です。

エクスプレスエントリー:カナディアン・エクスペリエンス・クラス(CEC)

エクスプレスエントリーは熟練労働者の主要ルートです。候補者はプロフィールを提出し、CRS(総合ランクスコア)で点数化され、カットオフを下回ると永住申請の招待(ITA)が届きます。CECはカナダでの就労経験がある人向けの中心的プログラムで、2026年は優先プログラムとされています。CECの主な要件は、TEER 0・1・2・3での有給就労経験が、許可された就労として直近3年で合計1年(1,560時間)以上あることです。CRSではカナダ就労経験が中核配点に加点され、配偶者の同伴有無によって最大70~80点程度の上乗せがあります。

州指名プログラム(PNP)

ヌナブトとケベックを除くすべての州・準州がPNPを運営し、地域の需要に合う人材を選びます。CUSMAで各州内の就労実績や継続雇用を作ると、地域に根ざした候補として有利になります。エクスプレスエントリー連動の「エンハンスト指名」では、指名によってCRSに600点が加算され、ITAの可能性が大きく高まります。PNPはその地域に住む意思が重要で、申請先の要件や居住意図が確認されます。

実務メモ

専門職・企業内転勤・貿易業者・投資家のいずれも、書類の整合性と職務の適合性の説明が肝心です。規制対象職種は資格・登録の証明が必要になりやすく、企業内転勤は企業関係と実体の証明、貿易・投資は「実質性」と役職の性質の説明が重要です。オンライン申請で一式を整理すると、審査が安定しやすいです。

参考サイト

CUSMA(旧NAFTA)就労許可の概要
https://www.canadavisa.com/nafta-work-permits.html

IRCC(カナダ移民局)案内
https://www.canadavisa.com/ircc.html

カナダで働く基本情報
https://www.canadavisa.com/working-in-canada.html

国際人的流動プログラム(IMP)概要
https://www.canadavisa.com/temporary-foreign-worker-program.html

フラグポーリング制限に関するニュース
https://www.cicnews.com/2024/12/ban-on-flagpoling-comes-into-effect-today-1249929.html

オープンワークパーミットの基礎
https://www.canadavisa.com/canadian-immigration-open-work-permits.html

NOC 2021/TEERの見方
https://www.canadavisa.com/noc2021.html#matching

NOC 2021トップページ
http://canadavisa.com/noc2021.html

カナダ留学の選択肢(就学許可)
https://www.canadavisa.com/study-in-canada-options.html

エクスプレスエントリー概要
https://www.canadavisa.com/express-entry.html

州指名プログラム(PNP)概要
https://www.canadavisa.com/provincial-nomination-program.html

CRS(総合ランクスコア)
https://www.canadavisa.com/express-entry-comprehensive-ranking-system.html

ITA(永住申請招待)
https://www.canadavisa.com/express-entry-invitation-to-apply-for-permanent-residence.html

カナディアン・エクスペリエンス・クラス(CEC)
https://www.canadavisa.com/canadian-experience-class.html

カナダ国内候補者を優先する方針(参考)
https://www.cicnews.com/2025/11/how-irccs-latest-immigration-levels-plan-benefits-in-canada-candidates-1161972.html

PNPのベース/エンハンスト指名
https://www.canadavisa.com/base-and-enhanced-provincial-nominations.html

CUSMA就労許可の無料相談(法律事務所)
https://www.canadavisa.com/wpteam.html?utm_source=cicnews.com&utm_medium=article&utm_campaign=2026-01-13_these-us-workers-have-an-advantage-in-moving-to-canada_6621

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