直近ITA：ヘルスケア・社会サービスの対象例とCRS解説

2025年の優先カテゴリと直近カットオフ

2025年はヘルスケア・社会サービス分野が優先カテゴリに指定され、同分野の職種で働く人はExpress Entryから永住権に進みやすくなっています。すでに同カテゴリで5,000件の招待（ITA）が発行されています。直近のカテゴリーベース選抜ではCRSカットオフが475でした。

該当し得る架空プロフィール

例1：カスン・ペレラ（28歳／スリランカ）

学歴は社会福祉の学士と心理学の修士です。スリランカのコミュニティ・社会サービス機関でソーシャルワーカーとして3年の職歴があります。英語はCLB10（全技能）でフランス語は未習得です。カナダでの学歴・職歴はありません。

CRS481で、直近のヘルスケア・社会サービス向けドローに到達します。注記：カナダでのソーシャルワーカーは州規制職種です。たとえばオンタリオ州で継続就業するには、Ontario College of Social Workers and Social Service Workers（OCSWSSW）の要件を満たして登録が必要です。

例2：カミーユ・ホームズ（26歳／英国）

英国で高校卒業後に美容師として1年勤務。その後オンタリオ州でマッサージセラピーの2年ディプロマを修了し、ポスグラ就労許可（PGWP）でウェルネスクリニックに就職、2年のカナダ職歴を積みました。英語はCLB9（全技能）、フランス語は未習得です。

CRS500で、直近の同カテゴリのカットオフを余裕をもって上回ります。

例3：サルマ・タタール（27歳／アルジェリア）

アルジェリアで高校卒業後、管理アシスタントとして1年勤務。配偶者オープン就労許可でカナダへ渡航し、トロントで8か月のパーソナル・サポート・ワーカー（PSW）課程を修了。病院で看護助手として2年勤務しました。英語はCLB8、フランス語はNCLC7です。申請は配偶者同伴で、配偶者は学士、英語CLB8、カナダ職歴3年です。

CRS499で、直近の同カテゴリのカットオフに達しています。

カテゴリーベース選抜の基本要件

職種ベースのカテゴリで選抜対象になるには、Express Entryの要件を満たしたうえで、単一の職種で連続するフルタイム就労が少なくとも6か月必要です。パートタイムの場合は、同等の就労時間を積み上げることで充足できます。

参考サイト

直近のヘルスケア関連ドロー記事
https://www.cicnews.com/2025/07/thousands-of-healthcare-professionals-invited-in-latest-express-entry-draw-0758027.html

Express Entryのカテゴリ一覧
https://www.canadavisa.com/eecategories.html

PGWP（ポストグラデュエーション就労許可）解説
https://www.canadavisa.com/post-graduation-work-permit-program.html

配偶者オープン就労許可の概要
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/immigrate-canada/family-sponsorship/spouse-partner-children/spouse-common-law-partner-canada-open-work-permit.html

Express Entry適格性セルフチェック
https://canadavisaplus.com/assessment?utm_source=cicnews.com&utm_medium=article&utm_campaign=2025-08-12_these-are-the-profiles-receiving-itas-in-the-latest-healthcare-and-social-services-draw_58629