大学院留学生はPAL/TALの提出が不要になりました
修士・博士課程を公立の指定教育機関で学ぶ留学生は、学習許可の申請時に州・準州のアテステーションレター(PAL/TAL)を出さなくてよくなりました。修士・博士は留学生全体の上限数から外れるため、上限到達後でも申請できます。博士課程は最短2週間の優先処理の対象になります。PAL/TAL取得のために入学金などのデポジットが必要になるケースが多かったため、初期費用の負担も下がります。これらはIRCCの処理枠に縛られずに申請できるという点でも有利です。
スタートアップ・ビザの新規申請受付が停止しました
スタートアップ・ビザは2025年12月31日23時59分で新規申請の受付が止まりました。すでに指定団体から事業支援のコミットメント証明を受けている人は例外で、2025年に発行された有効なコミットメントがある場合は、2026年6月30日まで申請できます。このプログラムに基づく就労許可の新規申請も停止していますが、すでに就労許可を持つ人は永住申請の審査中に延長できる可能性があります。連邦政府は、起業家向けの新しいターゲット型パイロットに移行するとしており、詳細は2026年に公表されます。
オンタリオ州:規制職の州間移動が最短10営業日で可能に
オンタリオ州は「As of Right」という新しい枠組みを開始しました。州外で資格を持つ専門職は、規制当局による資格確認が済めば、最長6か月間、10営業日以内にオンタリオ州で働き始めることができます。導入前は認可まで数か月かかることが一般的でした。対象は50以上の規制機関・300以上の資格で、建築士、エンジニア、電気工などに加え、一部の医療職も入ります。
オンタリオ州:求人で「カナダでの職務経験」条件を禁止
雇用基準法の改定により、公開求人や応募フォームで「カナダでの職務経験」を必須条件にすることが禁じられました。これにより、カナダでの経験がない求職者も応募しやすくなります。採用過程でAIを使う場合の開示義務など、ほかの新ルールも同時に始まっています。
アルバータ州:Rural Renewal Streamの要件が厳格化
アルバータ州のRural Renewal Streamは次のように変更されました。
- カナダ国内の申請者は、申請時と審査時に有効な就労許可が必要です(維持ステータスは不可)
- TEER4・5の職種は、アルバータ州内に居住していることが条件になります
- コミュニティの承認枠に上限が設けられます
- 承認レターの有効期間は12か月に制限されます
このストリームは、指定された地方コミュニティが地元の求人で外国人を推薦し、州が永住権の指名を行う仕組みです。地方で働き定住する人向けのルートですが、今回の厳格化で申請準備やタイミング管理がより重要になりました。
参考サイト
カナダの教育機関への出願ガイド
https://www.canadavisa.com/get-admission-to-a-canadian-educational-institution.html
州・準州アテステーションレター(PAL/TAL)とは
https://www.canadavisa.com/canadian-provincial-attestation-letters.html
学習許可(スタディパーミット)概要
https://www.canadavisa.com/canadian-temporary-study-visa.html
2026年の学習許可キャップ発表
https://www.cicnews.com/2025/11/canada-announces-2026-study-permit-cap-1162628.html
大学院生のキャップ除外と博士の優先処理
https://www.cicnews.com/2025/11/ircc-exempts-graduate-students-from-study-permit-cap-offers-two-week-application-processing-for-doctoral-students-1161844.html
IRCC(移民・難民・市民権カナダ)概要
https://www.canadavisa.com/ircc.html
スタートアップ・ビザの受付停止と新パイロット移行
https://www.cicnews.com/2025/12/canada-closes-start-up-visa-program-will-launch-new-entrepreneur-pathway-to-permanent-residence-1263770.html
スタートアップ・ビザの詳細
https://www.canadavisa.com/the-entrepreneur-start-up-visa-program.html
カナダの就労許可の基本
https://www.canadavisa.com/canadian-temporary-work-visa.html
オンタリオ州:規制職の州間連携の拡大
https://www.cicnews.com/2025/09/ontario-is-removing-interprovincial-barriers-for-workers-in-regulated-in-demand-professions-0959551.html
オンタリオ州:医療関連16職種の免許取得の障壁緩和
https://www.cicnews.com/2025/10/ontario-takes-steps-to-remove-interprovincial-barriers-for-licensing-of-sixteen-additional-healthcare-professions-1061113.html
オンタリオ州:新しい労働法と採用時のAI開示義務
https://www.cicnews.com/2025/12/new-ontario-labour-laws-helps-newcomer-job-seekers-1263090.html
アルバータ州:Rural Renewal Streamの厳格化
https://www.cicnews.com/2025/11/alberta-tightens-requirements-for-rural-renewal-stream-pr-pathway-1162462.html
Rural Renewal Streamの公式ガイド
https://www.canadavisa.com/alberta-rural-renewal-stream.html
アルバータ・アドバンテージ移民プログラム(AAIP)概要
https://www.canadavisa.com/alberta-provincial-nominee-program.html
CIC News
Five changes that took effect across Canada’s immigration system on January 1, 2026(英語)