何が変わったか
カナダは先祖を通じた市民権の世代制限を撤廃しました。2025年12月15日より前に生まれ、カナダにさかのぼれる先祖がいる人は、市民権を主張できる可能性があります。筆記試験、居住、宣誓は不要です。
だれが対象になり得るか
有名人である必要はありません。家系にカナダやフランス系カナダのつながりがあれば該当し得ます。次のような手がかりが役に立ちます。
- フランス語風の姓、または昔はフランス語の姓だった家系です。英語化の例として、Leblanc→White、Roy→King、Charpentier→Carpenter、Boisvert→Greenwood などがあります。
- ニューイングランド、ルイジアナ、ミシガン、ニューヨーク州北部など、フランス系カナダ人が多い地域に家族のルーツがあります。
- 年配の親族がフランス語を話していた、または「北のほうから来た」と語っていました。
- DNA検査でフランス系カナダの祖先が示されています。
著名人のルーツ例
- ビヨンセ:6代前の先祖ジョセフ・ブルサール(ノバスコシア生まれ)の子孫です。アカディア人が追放された歴史とともに、1765年にルイジアナへ移住した流れにつながっています。ビヨンセという姓もアカディア系の Beyincé に由来します。
- マドンナ:母方はフォルタン家で、約9世代さかのぼると17世紀半ばにフランスからケベックへ渡ったジュリアン・フォルタンに行き着きます。19世紀末には多くのフランス系カナダ人親族がケベックからミシガンへ移住しました。
- アンジェリーナ・ジョリー:母方の祖父母4人がケベック出身のフランス系カナダ人です。最初期の入植者ザカリー・クルティエまでたどれる家系で、マドンナ、セリーヌ・ディオン、ジャスティン・トルドーとも遠縁です。
- マット・ルブラン:曾祖母マリー・マルグリット・コルミエはニューブランズウィック州メムラムク生まれです。姓の Leblanc はフランス語で「白」を意味し、米国で White に変わった例が広く見られます。
- ティモシー・シャラメ:父方の祖母がオンタリオ州ブランフォード生まれです。インタビューでもカナダのルーツを認めています。
なぜ対象者が多いのか
米国の国勢調査では、約1,000万人がフランス系またはフランス系カナダ人の祖先を申告しています。同化の影響で実際はさらに多い可能性が高く、多くの家系が国境を越えてつながっています。
確認の進め方
家系図を作り、出生・洗礼・結婚などの記録や、過去の居住地を示す資料を集めると確認が進みます。フランス語風の改姓や、米国側の移住記録が手がかりになります。先祖の出身がカナダ(ノバスコシア、ケベック、ニューブランズウィック、オンタリオなど)に結びつけば、先祖系による市民権の可能性を検討できます。
参考サイト
CIC News
Beyoncé, Madonna, and Timothée Chalamet just became Canadian. So did millions of ordinary Americans(英語)