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エクスプレスエントリー職歴で失敗しない6つの注意点【応募者必見】

仕事の経歴で必ず確認する2つの質問

職歴はエクスプレスエントリーの合否や点数に直結します。追加や申告の前に、必ず次の2点を分けて考える必要があります。

1. この職歴はプログラムの要件を満たしますか

エクスプレスエントリーにはCEC・FSWP・FSTPの3つがあり、職歴の要件がそれぞれ違います。

  • CEC(Canadian Experience Class):直近3年のうち、カナダでの熟練職(TEER 1・2・3)で通算1年分の実務が必要です。複数のNOCを合算できます。フルタイムまたは同等のパートタイムで満たせます。
  • FSWP(Federal Skilled Worker Program):直近10年のうち、連続した1年分の熟練職が必要です。一次職種(1つのNOC)であることが条件です。フルタイムまたは同等のパートタイムで満たせます。
  • FSTP(Federal Skilled Trades Program):直近5年のうち、指定された技能職で通算2年分の実務に加え、有効なジョブオファーまたは技能証明書が必要です。8つの特定NOCグループのいずれかで、かつその国で就業資格がある状態で得た実務である必要があります。

2. この職歴はCRSの加点になりますか

CRS(包括的ランキングシステム)は、カナダ内外の職歴を独自の基準で点数化します。2年、3年以上などの上位区分に到達すると加点が増えます。プログラムの最低要件は1年でも、より長い実務でCRSを伸ばせます。

CRSでは「過去10年以内」の職歴が評価対象です。これはCECやFSTPの適格性の判定期間より長いです。さらに、適格性には不要な海外職歴でも、CRSでは大きな加点源になります。たとえばCEC候補者でも、海外職歴の最大化だけで最大50点ほど上積みできる可能性があります。

よくある間違い6つ

1. NOCの選択ミス

審査では肩書ではなく、申告したNOCの「リード文」と「主な職務」を実際にどの程度こなしていたかが見られます。肩書きに引っ張られて実務内容に合わないNOCを申告すると、プロフィールが無効になったり、ITAの返納が必要になったりします。FSWPでは一次職種(1つのNOC)で連続1年が必須のため特に影響が大きいです。

対策:候補NOCの説明全文と除外例を読み、日々の実務と照らし合わせて判断します。契約書の職名ではなく、実際の職務内容を基準に選びます。

2. 在学中の就労のカウント違い

学生時代の就労が数えられるかは、プログラム適格性とCRSで扱いが異なります。

  • CEC・FSTPの適格性:カナダでの「フルタイム在学中」に得た職歴はカウントできません。
  • FSWPの適格性:有給・連続就労などの条件を満たせば在学中の職歴も1年要件にカウントできます。
  • CRS:カナダでの「フルタイム在学中」の職歴はCRSのカナダ職歴に入りません。カナダ国外でフルタイム在学中に得た海外職歴はCRSで評価される可能性があります。

同じ仕事でも、適格性には有効でCRSでは無効、またはその逆というケースがあります。

対策:各職歴を「適格性」と「CRS」の2つの基準で必ず個別に判定します。最低要件を満たしたら、次はCRSの伸びにどう効くかを整理します。

3. 時間数の数え方や期間要件の誤り

適格性の判定では、IRCCは「月数」ではなく「時間数」で見ます。フルタイム1年は1,560時間(週30時間)に相当し、FSTPの2年は3,120時間です。さらに、それぞれのプログラムに「さかのぼれる期間」があります。

  • 週30時間が上限です。週50時間働いても進みは早まりません(1週30時間として計算されます)。
  • 期間外の職歴は適格性に数えられません。CECは直近3年、FSWPは直近10年、FSTPは直近5年が対象です。

対策:対象期間を確認し、週30時間上限で時間数を積み上げて計算します。

注意:CRSの職歴は「月」で評価されるため、適格性の時間数カウントとルールが異なります。

4. そもそもカウント不可の就労を申告

以下は、カナダ国内での就労でも適格性・CRSともにカウントされません。

  • 無給・ボランティアは不可です。いずれのプログラムも有給のみが対象です。
  • 無許可での就労はCECの適格性にもCRSのカナダ職歴にも入りません。就労当時の就労許可が必要です。
  • 自営業はCECの適格性に入りません(一部の医師に技術的な例外があります)。自営業向けには別の移民ルートがあります。

対策:判断が難しい働き方は、申告前に各プログラムの要件を確認します。

5. リモートワークを「カナダ職歴」と誤認

CECのカナダ職歴として認められるには、就労時にカナダ国内に物理的に滞在し、カナダの雇用主の下で働いている必要があります。海外からカナダ企業へリモート勤務した場合は該当しません。カナダ滞在中でも海外雇用主の下での就労は「カナダ職歴」にはなりません。

対策:リモート勤務期間は「就労時にどこにいたか」「雇用主はどこか」を整理し、CECの要件に当てはめて判定します。

6. カテゴリベース選抜の職歴条件を満たしていない

カテゴリ(職種分野など)での招待は、通常より低いCRSでもITAを得られる可能性があります。ただし、カテゴリ対象の職歴にも条件があります。多くの職種カテゴリで共通する要件は次のとおりです。

  • 対象職種で通算12か月分の実務が必要です。フルタイムまたは同等のパートタイムで可、カナダ内外どちらの職歴でも可、連続である必要はありません。

対策:次のポイントを合わせて満たしているか確認します。

  • 申告する職務内容が、カテゴリ対象の職種と一致していること(NOC選定ミスに注意)。
  • エクスプレスエントリーのカウント方法に沿って月数・時間数を正しく積み上げていること。
  • カナダ職歴を数える場合、当時の就労許可など法的要件を満たしていること。

補足:カテゴリ対象の職歴は「非連続」「パートタイム合算」も可のため、複数の組み合わせ方があり得ます。計算の前提を明確にして整合性を保つことが重要です。

参考サイト

エクスプレスエントリー診断
https://canadavisaplus.com/assessment?utm_source=cicnews.com&utm_medium=article&utm_campaign=-2026-03-25_Six-common-work-experience-mistakes-Express-Entry-candidates-should-avoid_73370&utm_content=See+how+competitive+your+Express+Entry+profile+is

IRCC(移民・難民・市民権省)
https://www.canadavisa.com/ircc.html

NOC 2021
https://www.canadavisa.com/noc2021.html

Express Entry 概要
https://www.canadavisa.com/express-entry.html

FSWP 概要
https://www.canadavisa.com/federal-skilled-worker-program-fswp.html

CRS(包括的ランキングシステム)
https://www.canadavisa.com/express-entry-comprehensive-ranking-system.html

CEC 概要
https://www.canadavisa.com/canadian-experience-class.html

FSTP 概要
https://www.canadavisa.com/canada-federal-skilled-trades-program-fstc.html

職種に合うNOCの選び方
https://www.cicnews.com/2024/09/how-to-choose-the-right-noc-for-your-profession-0946707.html

NOC選択のよくある誤り
https://www.cicnews.com/2026/01/the-five-most-common-mistakes-when-declaring-your-job-for-canadian-immigration-and-how-to-avoid-them-0164015.html#:~:text=NOC%20you%20chose-,The%20trap:,to%20complications%20in%20your%20application.

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