PGPの現状と政府の指示の位置づけ
カナダ政府が出す「大臣指示」は、各プログラムの受付や運用方法を決める公式なルールです。今年の指示では、親・祖父母を呼び寄せるPGPの新規申請受付を2026年1月1日から停止すると明記されていますが、「追加の指示が出るまで」という但し書きがあり、後日再開の余地を残しています。PGPは過去4年間、毎年初めに同様の停止指示が出た後、年内に再開の指示が出る流れが続いていました。
PGPの運用の特徴
PGPは多くの移民プログラムと違い、候補者登録、招待の発行、申請受付のすべてが年に一度、限られた期間だけ行われます。このため、年初に「新規受付は一時停止」という指示を出し、後から「今年の受付を開始」という追補指示を出す形が一般的でした。
今年の指示と過去の指示の違い
1) 新規受付の禁止と継続処理の明記は共通です
過去と同様に、今年も「新しい永住申請(親・祖父母のスポンサー申請を含む)は受け付けない。追加の指示が出るまで」という文言が使われています。前年に受け付けた申請を翌年も処理し続けることも明記されており、毎年の「閉じる→開く」というサイクルに沿った内容です。
2) 再開の書きぶりが『可能性』から『時期』に近い表現へ
昨年までの指示では「その年に新規受付が実施されない限り、前年分のみ処理する」といった条件付きの書き方が多く見られました。今年は「追加の指示が出るまで受け付けない」とだけ書かれており、再開は可能性というより「追加指示が出る時点まで待つ」という表現に近づいています。ただし、どちらの書き方でも、後から指示を出して運用を変える余地を残す点は同じです。2026年に必ず新規受付があると確定したわけではありません。
3) 変更の中心は運用数値で、方式自体は維持
今年の大きな変化は、前年から繰り越して処理する件数の上限が縮小している点です。
- 2024年:最大37,000件を処理
- 2025年:最大15,000件を処理
- 2026年:最大10,000件を処理
この減少は、PGPの年間受け入れ目標の引き下げ(2025年の24,500人から2026年は15,000人へ)と並行しています。すでに受け付け済みの申請を処理するだけでも目標に届く可能性があるため、移民局にとって今年中に新規受付を開く必要性は小さくなっています。
2026年の見通し
今年の指示は、従来通り「年初は一時停止、必要に応じて後から再開指示」という枠組みを保っています。一方で、処理枠の縮小と受け入れ目標の減少により、今年の新規受付の有無は不透明です。追加の指示が出れば再開できますが、現時点で開くことは保証されていません。
参考サイト
PGP(親・祖父母スポンサーシップ)概要
https://www.canadavisa.com/parent-and-grandparent-sponsorship.html
永住者の在留義務(参考)
https://www.canadavisa.com/canadian-immigration-residency-obligations.html
家族スポンサーの基本(参考)
https://www.canadavisa.com/canadian-family-sponsorship-visa.html
IRCC(移民・難民・市民権カナダ)
https://www.canadavisa.com/ircc.html
Super Visa 無料電話相談(Cohen Immigration Law Firm)
https://www.canadavisa.com/parent-and-grandparent-super-visa.htm?utm_source=cicnews.com&utm_medium=article&utm_campaign=2026-01-29_government-instructions-leave-the-door-open-for-the-parents-and-grandparents-program-to-return-in-2026_70984
CIC News
Government instructions leave the door open for the Parents and Grandparents Program to return in 2026(英語)