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移民法案C-12が成立目前 申請停止や条件変更の可能性と影響整理

概要

カナダの「C-12 法案(Strengthening Canada\'s Immigration System and Borders Act)」は、移民申請や一時滞在に広い裁量を与える内容で、下院で第3読会を通過し、上院で審議中です。成立すれば、申請の受付停止や処理中断などが可能になります。

政府に与えられる主な権限

  • 申請の受付を一時停止する、または処理中の申請を中断・終了できる権限が付与されます。
  • 対象となる書類や申請は、永住権ビザ、就労許可、就学許可、訪問ビザ、電子渡航認証(eTA)、永住者カードなどです。
  • 一時滞在者(労働者、学生、訪問者)本人や、その許可証に付く条件を追加・変更できるようになります。これらの条件は幅広く設定され、移民難民保護法(IRPA)以外の法律や規則の順守を求めるためにも使われます。
  • 一方で、永住権の付与、就労許可や就学許可の新規付与・延長を行う権限は含まれません。

行使の条件と歯止め

上記の権限は「公益」にかなう場合に使われます。公益には、事務処理ミス、不正、公衆衛生、公共安全、国家安全保障などが含まれます。

権限を使った場合、移民相は議会に報告書を提出する義務があります。報告書には命令の理由、影響を受けた申請や書類の件数、影響を受けた人の概要が示されます。

新規申請者・在留者への影響

  • 事務ミスや不正対応のために権限が使われる場合、正しい内容で出している人にとって処理の整理が進み、結果的に有利になる可能性があります。
  • 一方、特定の時期に受付停止や処理中断が出ると、申請時期や渡航計画の見直しが必要になる可能性があります。
  • 一時滞在の条件(就学・就労・滞在の制限など)が個別に追加・変更される可能性があり、許可証の条件確認がこれまで以上に重要になります。

難民・亡命制度の見直し

法案には難民・庇護制度の改正も含まれ、一定の状況下で申請が放棄または撤回されたと見なされる判断を当局が行えるようになります。

成立の見通しとスケジュール

法案は上院で第1読会を通過済みで、再開審議は2026年2月の予定です。カナダの連邦制度では、下院を通過した法案が上院で否決されるのは極めてまれであり、成立する可能性が高い見通しです。

日本人が確認すべきポイント

  • 観光、留学、ワーキングホリデー、就労、家族帯同などの計画は、受付停止や条件変更の有無を事前に確認する必要があります。
  • 許可証の条件は個別に見直される可能性があるため、最新の条件を必ず確認してください。
  • 永住権の付与や許可の延長そのものを政府が一方的に行えるわけではない点は変わりません。

参考サイト

Working in Canada
https://www.canadavisa.com/working-in-canada.html

Study in Canada Options
https://www.canadavisa.com/study-in-canada-options.html

Canadian Temporary Resident Visa (Visitor)
https://www.canadavisa.com/canadian-temporary-resident-visa-visitor.html

Canadian Temporary Study Visa
https://www.canadavisa.com/canadian-temporary-study-visa.html

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