移民

新TRからPRへの新制度開始前に整える書類準備ガイド

早めにそろえるべき理由

過去のTR→PR特別ルートは初日に上限に達しました。言語テスト結果や警察証明などが手元になく、申し込みのチャンスを逃した人が多かったです。今回に備えて、必要書類を先にそろえることで提出の遅れを防げます。警察証明は取得に数か月かかる場合があるため、特に早めの準備が大切です。

対象と見込まれる枠

連邦政府は移民レベル計画で、2026~2027年に一度限りの枠として約33,000人の一時滞在者を永住へ移行させる方針を示しています。短い受付期間や枠上限の可能性に備える必要があります。

提出前に用意しておく書類一覧

書類の種類 具体例
言語能力の証明 公認テストの結果
無犯罪・身元調査の証明 警察証明書
学歴の証明 外国学歴:ECA(学歴評価)/カナダ学歴:最終成績証明・卒業証明
渡航歴 渡航ログ、航空予約控え、パスポート
就労の裏付け 全職歴、雇用主レター、T4(カナダでの勤務)、雇用契約書
カナダでの現雇用の証明 就労許可証、雇用主レター、給与明細、雇用契約書
所属・活動の証明 寄付・ボランティア先の一覧、推薦レター、寄付の領収書
身分証明 パスポート、出生証明、婚姻関連書類、養子縁組書類
翻訳 公認翻訳、または翻訳者の宣誓供述書+原本(写し可)

カナダ国内から申請する人向け

書類の種類 具体例
カナダでの在留ステータスの証明 有効な一時滞在書類(就労・就学許可、ビジター記録)、入国スタンプや電子入国記録、維持ステータスの証拠(該当時)

同行家族に必要な書類

書類の種類 具体例
身分証明 各人のパスポート、出生証明、婚姻・家族関係書類
渡航歴 渡航ログ、航空予約控え、パスポート
無犯罪・身元調査の証明 警察証明書(18歳以上)

特定の状況でのみ必要な書類

書類の種類 具体例
説明レター(LOE) 住所や職歴の空白、書類の不足や不一致の理由説明
事実婚(コモンロー)の証明 IMM5409、同居の証拠(共同口座、共同リース、公共料金の請求など)
改名証明 改名証明書

言語能力の証明

申請日に有効なIRCC公認テストの結果が必要です。経済クラスの主な対象テストは、CELPIP-General、IELTS General Training、PTE Core、TEF Canada、TCF Canadaです。結果の有効期間は2年です。有効期限が切れる前に申請しない場合は再受験が必要です。

警察証明(無犯罪証明)

取得に時間がかかるため早めに着手します。本人と18歳以上の家族について、過去10年で各人が連続6か月以上住んだ全ての外国の国から証明が必要です。カナダで過ごした期間や18歳未満の期間は不要です。現在住む国の証明は申請の6か月以内に発行されたもの、すでに離れた国は最後に6か月以上滞在した後に発行されたものが必要です。国ごとに取得方法が異なるため、公式案内で確認します。国によって名称が「警察証明」と異なる場合があります。

学歴の証明

学歴要件がある場合は証明が必要です。外国学歴を申告する場合は、認定機関によるECAでカナダの学歴に相当するレベルを示します。ECAの有効期間は5年です。カナダの学歴はECA不要で、最終成績と卒業の証明で足ります。

渡航歴

IMM5562(Your Travels)に、過去10年または18歳以降の国外渡航を記入します。審査官は渡航歴と警察証明、背景申告を照合します。正確に記入できるよう、詳細な渡航ログを事前に作成します。

就労の裏付け

多くの枠で必要な職務経験を確認するため、雇用主レターを中心に、T4やNOA、雇用契約書、給与明細などで職務内容、期間、時間数、職務の詳細を示します。経験のNOC分類にも用いられます。全職歴と裏付け書類をそろえておきます。

カナダでの現雇用の証明

現に就労中が条件のルートでは、有効な就労許可証、雇用主レター(勤務先、期間、職務、給与・福利厚生、時間数、連絡先)、直近の給与明細で確認されます。

所属・活動の記録

IMM5669(Schedule A)では、政治・社会・職能・学生などの団体の会員・関与、ボランティア、寄付などの履歴と、空白のない人物史を求められます。多くの項目が10年限定なのに対し、この履歴は原則生涯分です。先に一覧を作っておくと正確に記入できます。

パスポート

身元確認やCOPR・ビザの発給に使われます。通常、全ページの写しが必要です。審査中に有効期限が切れないよう、早めに更新します。

身分・家族関係の書類

本人確認と家族関係(配偶者・パートナー・扶養子)の確認に使います。出生証明、婚姻書類、養子縁組、改名書類などが該当します。同行しない家族も必ず申告が必要です。

翻訳のルール

英語またはフランス語以外の書類は、公認翻訳または翻訳者の宣誓供述書+原本のスキャン(または認証写し)が必要です。家族は翻訳者になれません。

カナダ国内申請者の在留ステータス証明

国内から出す申請は、原則として有効な在留ステータスが必要です。期限前に延長申請を出している場合は維持ステータスとなり、条件に合えば審査中も同条件で滞在・就労が可能です。初回の許可証、延長申請の控え、IRCCの受領確認などで裏付けます。

同行家族の詳細書類

身分証明:配偶者・パートナー・扶養子のパスポート全ページや関係書類の写しが必要です。

渡航歴:18歳以上の家族はIMM5562に渡航歴の記入が必要な場合があります。

警察証明:同行の有無に関わらず、18歳以上の家族は該当する全ての外国から警察証明が必要です。

特定の場合の追加書類

説明レター(LOE):氏名表記のゆれ、履歴の空白、国別事情での取得困難などを説明します。必須書類が入手不能な場合は、最善の努力を示す証拠と共に理由を記します。

事実婚の証明:コモンローとして申告する場合、IMM5409と同居の証拠(共同口座、共同リース、公共料金など)で12か月以上の連続同居を示します。同行しない場合でも申告が必要です。

改名証明:本人や家族が改名している場合は改名証明を添付します。

準備のコツ

  • 先にスキャンと名前付け:各書類を鮮明にスキャンし、「書類種別_姓_名_YYYY-MM-DD.pdf」のように統一します。
  • 有効期限の管理:言語テストは申請日までに2年以内、ECAは5年以内、警察証明は発行時期の条件を守ります。パスポートの期限切れにも注意します。
  • 雇用主レターの内容:勤務地、期間、職務、給与・福利厚生、時間数、連絡先を明記し、給与明細やT4・NOAを添えます。職務内容はNOCの丸写しではなく、実務に即して雇用主が記載します。
  • 説明で補う:やむを得ず書類が出せない場合は、LOEと取得努力の証拠を添付します。
  • 最終チェック:期限切れやスキャン漏れ、パスポート全ページの不足がないか提出前に見直します。

参考サイト

CELPIP Language Test(予約)
https://www.celpip.ca/take-celpip/find-a-test-date/?utm_source=CV&utm_medium=Article&utm_campaign=CV2025&utm_id=CV+Article

Immigration Levels Plan(移民レベル計画)
https://www.canadavisa.com/canada-immigration-levels-plans.html

Permanent Residence(永住制度の概要)
https://www.canadavisa.com/canadian-immigration-visas.html

Language Tests(言語テスト案内)
https://www.canadavisa.com/language.html

Immigration, Refugees and Citizenship Canada(IRCC)
https://www.canadavisa.com/ircc.html

How to get a police certificate(国別の取得方法)
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/application/medical-police/police-certificates/how.html

Criminal inadmissibility(犯罪による受け入れ不可)
https://www.canadavisa.com/immigration-inadmissibility.html

Educational Credential Assessment(ECA)
https://www.canadavisa.com/educational-credential-assessment.html

Express Entry(経済移民の主要制度)
https://www.canadavisa.com/express-entry.html

Maintained Status(維持ステータス)
https://www.canadavisa.com/implied-status-in-canada.html

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